誰でも4時間を切れる! そんな魅力的なタイトルのマラソン書籍に出会いました
今回紹介するのは、誰でも4時間を切れる! 効率的マラソンメソッド という本です。さぁいったいどんなメソッドがあるのか、深くじっくり学びましょう。その書評レポをお届けします。
誰でも4時間を切れる!効率的マラソンメソッド
著者は、セカンドウィンドAC という、ランナーのためのクラブチームの監督の川越学さん。
- 嶋原清子選手(2007年大阪世界陸上マラソン6位、2009年横浜国際女子マラソン優勝)
- 加納由理選手(2009年ベルリン世界陸上マラソン7位、2010年名古屋国際女子マラソン優勝)
- 尾崎朱美選手(2006年東京国際マラソン2位)
など、多数の日本トップクラスのマラソン選手を輩出した監督さんです。
必要以上に長い距離を走らず、疲労をため込まない
この練習のポリシーが、とにかくすごく斬新! そして、短い時間で効率を上げたい、会社員ランナーの方とか、オーバーワークで日常生活にも支障をきたしがちな方こそ、必読の内容です。
世界を目指すアスリートたちでも、最大でも30km走まで
何といっても、いちばんインパクトあるのがこの内容です。
40km走という練習メニューがない
上記に書いた、世界を目指してトレーニングをしていた選手たちでも、最大でも30kmまでしか走らなかった というのは、まさに驚き以外の何でもありません!
遅いペースで40kmを走るくらいなら、レースペースに近いスピードでの30km走を継続して何回も走ったほうが、体への負担も減るし、目標達成に必要なスピード・スタミナ両方の能力を養うことにつながる。
というのが根底の考えなんだそうです。
それでいて、しっかり結果を残しているので、ぜひ参考にしたい練習方法ですね!
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サブ4に向けた練習での、目標タイムがわかりやすい!
レースまでを、大きく5つの期間に分けています。
準備期、走り込み期①、走り込み期②、実践期、調整期
本番のフルマラソンで4時間を切るためには、それぞれの段階でどの程度のタイムを目指せばいいのか、それが具体的でわかりやすい。ここでも、最大でも30kmまでしか紹介していません。(詳しくは、実際に本を読んでみてください)
そして、もう一つの特徴は
● 最大のトレーニング効果を得ようとするなら、疲労をきちんと回復させ、超回復が起きて体がよい状態になっているところで、タイミングよく次の負荷をかけるようにする。
なので、ポイント練習(=強化練習)は週2回が妥当で、残りの5日間は、ジョギングやウォーキングあるいは休養を提唱しています。
短い走行距離でも効率的にトレーニングをして、マラソンで結果を出したい。そう思っている身として、すごく参考になる一冊でした!!
<著者の川越学さんの書籍シリーズ>
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