「学力」の経済学-中室牧子著 | 教育格差が広がるからこそ、大人が教育を学ぶことが大切【2017書評25】

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2017年25冊目の書評は、教育関連の一冊。受験を控えた小学生高学年の父親として、もっと早く出会いたい良書でした。

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「学力」の経済学

今回読んだのは 「学力」の経済学 という一冊。

著者の中室牧子さんは、米ニューヨーク市のコロンビア大学で博士号を取得し、日本銀行や世界銀行での実務経験を経て2013年から慶應義塾大学総合政策学部准教授に就任した方。「教育経済学」という、教育を経済学的な手法で分析する分野の専門家です。

この本は、特にこういうキーワードにピンと来る方にとって学びが大きい一冊です。

  • 息子/娘の教育に関心があるんだけど、何から始めればいいかわからない。
  • テレビで教育評論家の人が言っている◯◯って、本当なのかな?
  • ご褒美で釣る、ほめ育てをする、ゲームをさせる。これって良いこと/悪いことどっち?

教育格差が広がるからこそ、大人こそ学ぼう

この本を読破して思ったこと。

日本という国にいる以上、子どもを持つ大人こそ教育について学ぶ必要がある。

世の中に出回っている情報が、いかに「データに基づいていない」意見や考えが多いのかが、改めて浮き彫りになりますね。そして日本においては、その「データ」を取りたくてもなかなか取れないというジレンマも同時に伝わります。

一方でこの本では「経済学がデータを用いて明らかにしている教育や子育てに関する情報」を、欧米や世界各国の情報をもとにまとめており「なるほどね~」「確かにそうだよね~」とデータで証明される場面がしばしばあります。

そして、ご存知でしたか?

国の文教予算は、15年前に比べて20%以上も減少しているということを。本の一部から国の文教予算の推移を取り上げます。

平成26年以降ってどうなんだろ・・・と調べてみると、平成29年度の予算は4兆428億円(前年度比△ 96億円減)でした。公的教育支出の対GDP比を現状の3.5%から先進国の平均である5%並に上昇させるとすると、約7兆円の財源が必要になるといわれており、これは消費税3%分に相当する額とのこと。

8%→10%への以降も延期している状況で、+3%の増税を政府与党が選択するイメージが湧かないですよね・・・。だからこそ、国や公的機関に頼るのではなく、親自身が学びながら大切な子どもに対して接していくことの大事さを改めて感じた次第。

僕が今すぐに実践すること、数年以内に実践したいこと

僕が行おうと決めたことを、改めて整理します。今すぐから着手できることと、時間をかけて導きたいことを。

<今すぐできること>:ご褒美で釣ろう

本の中からキーフレーズを取り出します。

「目の前にご褒美をぶら下げられると、今、勉強することの利益や満足が高まり、それを優先する」ということでもあります。実は、子どもにすぐに得られるご褒美を与える「目の前ににんじん」作戦は、この性質を逆に利用し、子どもを今勉強するように仕向け、勉強することを先送りさせないという戦略。

我が家の息子くんは、スマホアプリの「妖怪ウォッチ プニプニ」が大好き(ディズニーのツムツムのようなものです)そして一方で、塾の宿題を始める前にエンジンがかかるのが非常に時間がかかるんですね。

「宿題やりなさい!」「なんでやらないの!?」という接し方から

「1ページ終わったらゲーム5分ね~」のように、「インプット」にご褒美を与えることが大事とのことです。「インプット」にご褒美なら、子どもとしても「何をすればご褒美」なのかが明確ですよね。

<数年以内に行うこと>:英語留学へ導く

これも、本の中から抜粋します。

経済学では、「将来子どもが高い収入を得るだろうと期待して、今子どもの教育に支出をする」のは「将来値上がりすると期待して株を買う」のと同じ行為だと考えます。

人的資本投資の収益率は、子どもの年齢が小さいうちほど高いのです。就学前がもっとも高く、その後は低下の一途を辿っていきます。そして、一般により多くのお金が投資される高校や大学の頃になると、人的資本投資の収益率は、就学前と比較すると、かなり低くなります。

つまり簡単にいうと、幼少期に身につけるものこそが、後々に影響すると解釈しました。そして僕が息子に「唯一必ず身につけてもらいたい」と思っているものが、英語を話せること。ロサンゼルス語学留学へ、数年以内に導こうと改めて強く抱きました。

大切な子どもへの教育を考えるにあたって、いい気づきを与えてくれる一冊でした!

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