新型肺炎・新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大のニュースが止まりません。
そして、その影響は全国各地のマラソン大会にも。
2020年3月1日(日)に開催される東京マラソンにおいて、招待選手のみの選考レースとなり、一般参加者の出走は全面中止になることが決まりました。
翌週の3月8日に開催される「名古屋ウィメンズマラソン」も、東京マラソンと同様に「東京2020オリンピック日本代表選手選考競技会」を兼ねています。
関連する「名古屋シティマラソン」と合わせて、どのような開催になるのでしょうか?
本記事では「名古屋ウィメンズマラソン2020」(マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知 2020)の中止の可能性はあるのか。
開催される場合は誰が走れるのか。返金や対策について個人的予想を立てた内容、他大会での新型コロナウイルスへの対策状況などを紹介します。
2月20日に大会公式から正式発表がありました。
東京マラソンと同様に「エリートの部」のみでの開催となり、一般ランナーは「オンライン ウィメンズマラソン」という形式にて全国各地で専用アプリを使用して参加可否を選べます。
参考 名古屋ウィメンズマラソン2020に参加予定のランナーの皆さまへ名古屋ウィメンズマラソン 公式ホームページもくじ
東京マラソン2020は、エリートのみでの実施に・・・
2020年2月17日(月)の朝日新聞デジタルにおいて「東京マラソン、一般参加の縮小検討 全面取りやめも視野」という記事が発表されました。
この記事の要点を抜粋したのが、以下です。
主な要点
- 主催する東京マラソン財団が、一般参加者の枠の縮小を検討している
- 参加人数を減らしたり、一般参加者の出走を全面的に取りやめたりすることが選択肢にある
- 感染リスクの大きい高齢者の出走を制限することも検討している
- 男子の東京五輪の代表選考会を兼ねていて、招待選手が走る(日本記録保持者の大迫傑選手や、前日本記録保持者の設楽悠太選手ら)
2020年2月17日更新。
東京マラソン2020は、一般参加を取りやめ、エリートのみの200名規模での実施が確定しました・・・。
【速報】東京マラソンは一般参加を取りやめ、エリートのみ200人規模で実施することになりました。 #新型コロナhttps://t.co/rTYPTEys4P
— 毎日新聞 (@mainichi) February 17, 2020
名古屋ウィメンズマラソンは誰が参加できるの?
約38,000人が出走して、100万人以上のボランティアや沿道の観客が集まる東京マラソンと同様に、名古屋ウィメンズマラソンも日本有数の規模のマラソン大会です。
関連イベントも含めると、約40,000人のランナーが参加しますからね。
新型肺炎・新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大が日に日に増していく中、「東京マラソン2020」の影響を多大に受けると思われます。

「東京五輪選考レース」として、参加者は招待選手のみで行われる
という可能性が十分に考えられます。
男子の場合は東京マラソンの翌週に「びわ湖毎日マラソン」がありましたが、女子の場合は、名古屋ウィメンズマラソンが最後の選考レースなので尚更ですね。
新型肺炎・新型コロナウイルス(COVID-19)の影響が峠をすぎ、終息に向かわない限りは、一般エントリーの参加者は、もしかしたら全員出走が禁止されるかもしれません。
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名古屋ウィメンズが中止の場合、返金や翌年のエントリーはどうなる?
万が一、名古屋ウィメンズマラソンが中止になった又は走る権利がなくなった場合、返金はあるのでしょうか?
エントリー規約に定める理由による「大会中止」とは?
大会要項には、以下のように定られています。
①主催者の責によらない事由で大会が中止となった場合、参加料の返金は行いません。
そして「地震・風水害・降雪・事件・事故・疫病等による中止の場合」は、参加料の返金は行わないとしています。
新型肺炎・新型コロナウイルス(COVID-19)が「疫病」と判断されるかどうか次第でしょうが、そもそも「大会自体が開催」された場合には、返金対象にはならない可能性も!?
東京2020五輪の代表選考レースを兼ねているだけに「大会自体は何が何でも開催したい」「安全面を最優先したい」という2点の落としどころを探ることが必要。
また、開催するとなると、警備費や運営費用も一定数はかかります。そのため、返金対応は難しいと思われます。
「次年度の出走権」を与えられるのが有力!?
万が一、招待選手以外の一般参加のランナーが出走制限がかかり、2020年3月8日(日)の名古屋ウィメンズマラソンと名古屋シティマラソンを走れなくなってしまった場合は?
次年度の名古屋ウィメンズマラソン・名古屋シティマラソンの出走権が与えられる、というのが最も現実的な落としどころではないでしょうか?
返金もなければ何のメリットもないのであれば、次年度以降の参加自体を見送るランナーもいるはず。
そうなれば、大会参加数が激減し、大会運営にも響くはず。
もし、今回の新型肺炎の影響で出走できなくなることがあれば、何かしら対策を考えてくれるのではないかと予想します。
東京マラソンにおいても「今回限りの措置として、翌年の東京マラソン2021に出走することを可能とします。」という決定がなされました。
※ただし、別途参加料の入金が必要であり、東京マラソン2020の参加料及びチャリティ寄付金は返金はありません。
ティファニーのペンダントはどうなる!?
また、名古屋ウィメンズの目玉!
フィニッシュ地点では、「ティファニー」が毎年オリジナルデザインのペンダントで完走を祝福します。
タキシード姿の男性が、42.195kmを走り切った女性一人ひとりに「ブルーボックス」を手渡しするんですよ。
このペンダントはどうなるのかな・・・。
仮に名古屋ウィメンズで一般参加者が中止になる場合は、以下のいずれかだと予想しています
ティファニーの扱い
- 名古屋ウィメンズ2021を完走したら、2年分のペンダント(2020・2021年)をプレゼント ※有力
- 走れないお詫びとして、ペンダントを後日郵送
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他のマラソン大会での対策状況は?
他のマラソン大会での、新型コロナウイルスへの対策状況や、大会中止の場合の状況について整理しました。
熊本城マラソン2020の場合
2020年2月16日の熊本城マラソンでは、衝撃の映像が流れました。マスクを着用して走るランナーが多数・・・。
【マラソン大会 目立つマスク姿】https://t.co/j7KWCKrGXN
熊本市で16日、熊本城マラソンが開催された。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、マスクを着けて走るランナーの姿も。京都マラソンでは、観客とランナーのハイタッチでの触れ合いを見送った。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) February 16, 2020
また、同日開催の「京都マラソン2020」では、参加予定だった中国在住の386人に参加自粛を要請しました。
自粛に応じれば来年は参加料なしで出走できる「特例扱い」にした結果、9割超が参加を取りやめ、じっさいに走ったのは28人にとどまりました。
第54回青梅マラソンの場合
第54回青梅マラソンの場合は、毎年恒例イベントである、ゲストの「高橋尚子さん」とのハイタッチが中止となりました。
その代わりに、当日はスタート地点やフィニッシュ地点でたくさん盛り上げていましたよ。
青梅マラソン、高橋尚子とのハイタッチは自粛中止とのこと。
あ。あたしは走りませんよ…。 pic.twitter.com/IJlCrmnlPm
— くまこさんGO (@KumacosanGo) February 15, 2020
豪華スターター澤穂希、高橋尚子。#青梅マラソン pic.twitter.com/UKGgeI8450
— Ito_gold (@ito_gold) February 17, 2020
横浜マラソン2017の場合
横浜マラソン2017では、台風により中止となりました。
この時は、翌年の2018年大会において、以下の対応が取られました(東京マラソン2020と同じ措置ですね)
横浜マラソン2018の場合
- エントリー料金の返金はなし
- 「横浜マラソン2018」優先枠のエントリー(有償)
- 完走者には、2017・2018の2年分の完走メダルを贈呈 ※2018を走らない人にはメダル0個
じつはこの時は、わたしも参加者として中止の影響を受けました。
そして、2018年は予定が合わず不出走。そのためメダルは手元になく・・・。翌年の横浜マラソン2019で完走しましたよ。

名古屋ウィメンズマラソンの今後の発表が気になります・・・
「名古屋ウィメンズマラソン2020」(マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知 2020)がどのようになるか、本記事ではわかる範囲の状況を整理しました。
東京五輪選考レースだけに大会自体の中止ではなく、出走できる参加者を限定するのではないかと思います。
出走できるのは誰?というところでは、招待選手に限るのではないでしょうか。
又、大会自体の中止ではない場合は返金はなさそうですが、今年出走できなかった一般ランナーには次年度の出走権を与えるなど、何かしら対策を立てるのではと思います。
今後、どの段階やタイミングにて、「名古屋ウィメンズマラソン2020」(マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知 2020)の開催・中止に向けた発表があるのか、予断を許さない状況です。
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