一見すると退屈、だけど上達のためには絶対に必要なもの。それが練習。
せっかく練習するなら、正しい方法を知って練習したくないですか?
本記事で紹介するのは「成功する練習の法則―最高の成果を引き出す42のルール」という本です。
この本がゴルフに役立ったんですよ!
もくじ
「成功する練習の法則」という本を読みました
今回読んでみた一冊は、コチラの本です。
「成功する練習の法則」 という
練習好きの方も練習嫌いの方も、一度は興味を持ちそうなテーマの本。
つくづく、人を惹きつけるタイトルって大事だなぁと思いました!
練習を観察し、何がうまくいくのかを探った一冊
過小評価されがちで、総じて退屈なものと見なされ、興味も持たれない
「練習」というものを観察し、何がうまくいくのかを探った一冊。
そして、効果的な練習とはどのようなものか。
単なる繰り返しや見せかけの「練習」と、「真の練習」を分かつものは何か。
練習を本物の向上につなげる設計の主要な原則とは?
「上達するための練習方法を設計し、改善する42のルール」 にまとめています。
・ダグ・レモフ氏
全米ベストセラー「Teach Like a Champion」の著者であり、
独自の教育で知られるNPOアンコモン・スクールズで代表を務めている
・エリカ・ウールウェイ氏(アンコモン・スクールズのチーフ・アカデミック・オフィサー)
・ケイティ・イェッツイ(アンコモン・スクールズのトロイ・プレップ小学校校長)
の3名による共著です。
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勝つための準備をするだけの意思を持っている人はほとんどいない
アメリカの大学バスケットボールトーナメント
NCAAで優勝3回の実績を誇る名コーチ
ボビー・ナイト氏のこの名言から、ストーリーがはじまります。
特に印象に残ったキーワードを整理してみます。
● 練習で完璧になるというより、練習で永遠になる。
まちがった動きを練習すれば、本番で間違った動きをする。
漫然と練習をすれば、本番でも漫然と動くことになる。
つまり、練習のきわめて重要な目標は、
内容が何であろうと参加者が正しくおこない、成功をしっかりと組み込むことだ。
● すぐれた練習は、繰り返せば繰り返すほど値打ちが上がるものだ。
質の高い練習を繰り返すことには、楽しみが増すことも含めて、多くの利点がある。
● 練習できる組織をつくろう
すぐれた練習はたんに設計や計画の勝利ではなく、「文化」の勝利だ。
「文化」とは、組織内の人々の具体的な行動への期待に加えて、
組織やシステムのなかで一人ひとりが練習を当然だと思い、
「ふつうのこと」と考える中核的な信念をも指す。
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質を高めるフィードバックについても、本質を突いた説明があります
● 練習→フィードバック→やり直す(フィードバックを使って再度練習)
→場合により、何度かやり直す→考える
要するに、フィードバックで形作られる練習を何度か繰り返して、
情報を増やしたうえで考える方が、実り多いということだ。
だから練習し、フィードバックをもらい、取り入れる。
そのあとフィードバックにどんな効果があったか考えよう。
● 行動の変化においては、結果の「速度」が結果の「強さ」をほぼつねに打ち負かす。
行動を変えたいなら -練習で行動を戦略的、意図的に改善したいなら-
フィードバックのループを短くすることだ。
参加者に「すぐに」フィードバックを与える。
あとでもっと詳しいフィードバックを与えられるとしても、
すぐに与えるほうがパフォーマンスははるかに向上する。
練習が創造性で解き放たれる日まで、進化しつづけよう
この本で改めて伝えたいこと。
練習を続けて、無意識の領域まで高めることで
● 無意識にできるようになれば、創造性が解き放たれる
1日のうちでもっとも創造的に考えているのはいつか。
シャワーを浴びているとき、車を運転しているとき、歯を磨いているとき、ジョギング中
-おそらくそんなときではないだろうか。
つまり、すでに何千回とやって、もはや機械的にできることをやっているときだ。
自動的に何かをしているとき、心は創造的に考えていることが多い。
今の練習って、ただこなしてるだけじゃない!?
そもそも何を目標にして、どんな目的で練習しているんだっけ?
迷った時にこそ、原点に戻れる一冊でしたよ!
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