禅にヒントを得たアプローチで取り組めば、誰でもナイスパットができる!?
2014年12冊目のゴルフ書評は、メンタルの力でパター上達を目指す「禅パッティング グリーン上のメンタル・ゲームをマスターする法」という本の書評です。
もくじ
元世界ランキング1位、ビジェイ・シン選手のメンタルトレーナーの本
著者のジョセフ・ペアレント博士は、アメリカ「ゴルフダイジェスト誌」が
“世界のメンタルゲームのエキスパート十傑の一人” と目する心理学者。
ビジェイ・シン選手(元世界ランキング1位)
デビッド・トムズ選手(2001年全米プロ優勝)
カルロス・フランコ選手(パラグアイ出身、日本ツアーでも活躍)
を含む、数十名のトッププロを指導してきたメンタル・トレーナーです。
“ゲームの中のもう一つのゲーム”と呼ばれるパッティングに、
禅にヒントを得たアプローチで取り組めば、ナイスパットができるようになる
という持論を、豊富なエピソードとエクササイズを交えて展開しています。
禅パッティング グリーン上のメンタル・ゲームをマスターする法
メンタル面も技術面も、色々と学びがあります。
● あらゆる物事を進めるためには、まず目標を設定しなければならない。
ゴルフでは、各ホールの究極的な目標はパットを沈めることだ。
禅の伝統の下では、目標の設定は悟りへの道のいしずえとみなされる。
あることを終える方法を知らないのなら、それを始めることに、
そもそもいったいどのような意味があるのだろうか。
だから私は、あらゆるレベルのゴルファーのレッスンをパッティングから始めることにしている。
● パッティングになると、ゴルファー諸氏は高すぎる期待を自らに課す。
平均的なプロゴルファーが2メートル半程度のパットを沈める確率は、
50パーセント以下にすぎない。
● パターヘッドは実はグリップが強ければ強いほどスイング中にぐらつく。
パターをきつく握ると、両手のわずかな動きは、クラブの先端で大きな動きを引き起こす。
パターを柔らかく持って、ストロークが終了するまで同じ握り具合が維持できれば、
パットを小手先で操作する可能性は少なくなる。
● OKパットのストロークでボールはいったいどこまで転がるか。
その長さを通常のグリーンでのパットで使えばいい。
● 下りの急斜面で打つショートパット。
パターヘッドを地面から浮かせて、
ソールのエッジがボールの中心の高さに来るまで持ち上げる。
ソール・エッジでボールをとらえれば、インパクトは弱まる
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ナイスパットをすることと、ボールがカップに転がり込むことは違う
もう一つ、この本で言いたいこと。それが
ナイスパットをすることと、ボールがカップに転がり込むことは違う
ということ。だから、とにかくナイスパットをすることに集中する。
自分が下す自己評価は、自身の気持ちを大きく左右する。
人間は気をよくすると、これから手がける仕事がうまくいく自信が湧いてくるものだ。
ナイスパットをしたら、入っても入らなくても自分を褒めよう。
褒め続けた結果、パッティングが向上していれば嬉しいですよね!
パッティングだけでなく、全体的なメンタル・ゲームを学びたいなら

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