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【体験談】パンシェルジュ検定とは?難易度・おすすめ勉強法やテキスト・試験での注意点・資格を持つメリットを解説!

2020年9月に「パンシェルジュ検定1級」を受験して、11月上旬の合格発表待ちのふじたん(@shinjifujita)です。

 

「パンシェルジュ検定」といえば、パン好きの人に人気の資格ですよね。

本記事では、パンシェルジュ検定2級・3級を持っているわたしによる、パンシェルジュ検定の丸わかりガイドです。

 

本記事を読むと、以下のことがわかりますよ。

本記事でわかること

  • パンシェルジュ検定の難易度(合格率)や試験範囲
  • おすすめの勉強法やテキストについて
  • 試験当日の注意点について
  • パンシェルジュになって実感したメリット

パンシェルジュ検定とは?

パンシェルジュとは「奥深いパンの世界を迷うことなく案内できる幅広い知識を持った人」という意味です(公式サイトより)

 

そして、パンシェルジュ検定とは「パンの総合的な知識を認定するための試験」です。

この資格を保有することにより、パンの製法・器具・材料の知識はもちろん、歴史・いろいろな国のパンや衛生に関する知識・マナーなど、パンについての幅広い知識を習得することができます。

2009年に「パンシェルジュ検定」が誕生して以来、累計で62,000人以上が申し込んでいます。

 

芸能人だと、木南晴夏さんとかが資格保有者として有名ですよね。

 

パンシェルジュ検定2級を持ち、実際に足を運んでいるお気に入りのパン屋さんを厳選して「キナミトパンノホン」という著書も出されました。

好きから派生して、大好きな仕事にもつながるなんて、幸せすぎますよね!


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パンシェルジュ検定の試験日程・会場・受験料

パンシェルジュ検定は、毎年2回(3・9月)の日曜日に試験が行われます。

次回「第22回パンシェルジュ検定」は、2021年3月14日(日)に開催されます。

 

以下、試験日程・会場・受験料などです。

検定名 パンシェルジュ検定
開催エリア 札幌/仙台/東京/横浜/名古屋/大阪/岡山/福岡
※回により若干変わります(第21回は岡山の代わりに広島で開催でした)
受験資格 ■3級・2級:誰でも受験可能
■1級:2級合格者のみ
受験料(税込) ■3級(ベーシック):4,700円
■2級(プロフェッショナル):5,900円
■1級(マスター):7,700円
■3級・2級併願:9,680円
■2級・1級併願:11,700円
※いずれも、2020年11月18日(水)までに申込で「早割」あり
申込締切日 2021年1月25日(月)まで
申込サイト https://www.kentei-uketsuke.com/pancierge/

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パンシェルジュ検定の難易度(合格率)や試験範囲

パンシェルジュ検定の難易度(合格率)や試験範囲は以下です。

試験方法 合格点 難易度(合格率)
3級 マークシート 100点中70点以上 84%
2級 マークシート 100点中70点以上 65%
1級 マークシート+記述 100点中80点以上 49%

 

3級(ベーシック)の場合は、合格率は84%です(しっかり勉強すれば合格できます)

すべての級において、マークシートは4択の選択問題です。

 

どの級で受験をするか迷う人には、公式サイトに「練習問題」もあります。

各級で5問ずつ用意されているので、おおよそのレベルがわかりますよ。

3級の試験範囲と合格ライン

パンシェルジュ検定の3級は「パンシェルジュベーシック」と呼ばれます。

パンの製法・道具・材料の知識、歴史や世界のパンの紹介、食品衛生に関する知識やマナーなど、幅広い分野から基本的な問題が出題されます。

試験時間は60分のマークシート方式で、100点満点中70点以上で合格です。

2級の試験範囲と合格ライン

パンシェルジュ検定の2級は「パンシェルジュプロフェッショナル」と呼ばれます。

3級の出題範囲に加えて、パンのマーケット・トレンド、小麦粉に関する理解や、本格的なパン作りの工程・天然酵母のおこし方などの、より専門的な知識が加わります。

 

3級の出題範囲に加えて、マーケット・トレンド・コンビネーションといった専門的知識を必要とする内容が追加されます。

試験時間は70分のマークシート方式で、100点満点中70点以上で合格です。

1級の試験範囲と合格ライン

パンシェルジュ検定の1級は「パンシェルジュマスター」と呼ばれます。

2級までの範囲に加えて、パンと料理の組み合わせ・健康・未来学や、パン屋さんを経営する上で必要な経営学やサービスといった高度な専門知識を踏襲した内容が追加されます。

 

また、80問のマークシートに加えて、論述問題(レポート)があります。

試験時間は80分で、100点満点中80点以上で合格です(=おそらく、マークシートが80点分で論述20点分のはず)

1級の論述試験(レポート)はどんな内容?

1級の論述試験は、事前にレポートテーマが発表されます。

その中から1つ選んで、レポートを作成します(毎回、内容が異なります)

 

第21回パンシェルジュ検定では、以下の3つから1つを選ぶ形式でした(最大400~500字程度で記入)

  • ショップレポート:あなたが推薦するブーランジェリー(パン屋 ※国内外問わず)のお勧めのポイントとそのパンについてレポートしてください
  • レシピ:あなたがお薦めするサンドウィッチの具材とパンの組み合わせ(ライ麦パン、コンプレ等)と、その理由を教えてください
  • フードコーディネート:今後、ブーランジェリーにあなたが求めるものは何ですか? ex)パン材料の安全性、味、メニューのバラエティ等々

 

ちなみにレポートは「手書き」です。

答案用紙のマークシートの裏面が「レポート記入欄」になっています。


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パンシェルジュ検定のテキストとおすすめ勉強法

以下、わたしも実際に活用したテキストと、おすすめの勉強法です。

公式テキストを用意しよう(必須)

まず大前提として、パンシェルジュ検定の試験問題は、ほぼ全てが「公式テキスト」の中から出題されます。

パンシェルジュ検定には「公式テキスト」が必須!

パンシェルジュ検定には「公式テキスト」が必須!

 

ドラえもんの「あんきパン」(=食べるだけで書いた内容を暗記できるパン)のごとくしっかり暗記できれば、間違いなく合格できます。

ドラえもんミュージアムで食べた「あんきパン」

ドラえもんミュージアムで食べた「あんきパン」

 

この公式テキストは必ず用意しましょう。

それぞれのテキストの巻末には模擬試験もあるので、しっかり本番対策ができますよ!

MEMO

おおよそ1~2割は、模擬試験の内容がそのまま出題されます!

おすすめの勉強方法

簡単にいうと「公式テキストを100点中95点ぐらい」は解けるように準備することが大事です。

公式テキストにマークを引きながら読み、巻末の模擬試験を解いて弱点を把握しながら、最低2~3回はテキストを読み込むことをおすすめします。

わたしの場合は、受験生のとき以来に「暗記用マーカー&シート」を使いました。

 

模擬試験は、「4択の解答欄を見ずに問題を見ただけで答えを言える状態」を目指すといいですよ。

 

この方法を用いて、2・3級の併願受験のときは、2週間・毎日1~2時間ほどの勉強で合格できました(3級95点・2級88点)

(1級は結果待ちですが、マークシートの「自己採点」では80点中72点でした)

 

それぞれの級のさらに詳しい難易度や学習ポイントは、別記事で詳しくまとめますね(近日公開予定)


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パンシェルジュ検定の試験当日の注意点

パンシェルジュ検定の試験当日における、心構えや注意点についても紹介しますね。

早めに試験会場に入ろう

まず、余裕をもって試験会場に入ることをおすすめします。

試験開始の40分前から会場に入れて、10分前までは席や会場内でテキストを開いて勉強も可能です。

 

1時間~1時間半前には最寄り駅について、周辺のカフェで最終チェックを行うのもアリです。

ダブル受験(併願)の人は、昼食(軽食)も用意しよう

3級・2級のダブル試験(併願)のときは、10時ごろに会場に入り14時ごろに終了します。

会場によっては、周辺に飲食店やコンビニがない場合もあるため、あらかじめ昼食や軽食を持参することをおすすめします。

 

わたしが3級・2級を併願受験したときは、会場が「東京海洋大学」だったのですが、駅から大学までのあいだに「コンビニ」も皆無でした。

わたしがパンシェルジュ検定を受けたときの試験会場(東京海洋大学)

わたしがパンシェルジュ検定を受けたときの試験会場(東京海洋大学)

MEMO

「東京海洋大学」の最寄り駅「越中島駅」は、23区内のJRの駅で乗車人数が最も少ないです。

 

不慣れな場所で慌てないように、あらかじめ軽食や飲み物を準備するといいですよ。

自己採点用に試験問題にチェックしよう

珍しいことが、パンシェルジュ検定は「試験問題の持ち帰りが可能」なんです。

 

試験数日後には、各設問の解答が公式ホームページで発表されます。

そのため、試験問題(問題用紙)の解答欄にチェックを入れておくと、自己採点が行いやすいです。

パンシェルジュ検定は試験問題を持ち帰り可能です

パンシェルジュ検定は試験問題を持ち帰り可能

 

ちなみにこの「試験問題」は、試験後も捨てずに残しておくといいです。

1級を受けるときにも、過去の3級・2級の問題用紙が役立つんですよ(数か月後に受け直してみると、これが意外と難しい!笑)

パンシェルジュ検定に合格して実感したメリット(体験談)

わたしがパンシェルジュ検定に合格して、とくに実感したメリットは以下です。

パンの知識や興味が深まる

パンシェルジュ検定を受ける前と比べて、何より「パンの知識や興味が深まった」ことを実感します。

世界各国のパンや、フランスパンの種類の違い(=長さや重さにより多数の名称があります)などだけでなく、食べ歩きでは気づきづらい「パンの製法」「小麦や酵母の性質」なども学べます。

 

試験範囲が広くてまんべんなく出題されるからこそ、「苦手分野」も繰り返し暗記する必要があります。そして、気づいたら色々と記憶に残っているんですね。

合格特典がある

パンシェルジュ検定に合格すると、以下の特典があります。

パンシェルジュの特典

  • パンシェルジュオフィシャルサポーター店で特典が受けられる
  • パン教室のホームメイドクッキングにお得に入会できる(入会金5,400円→0円など)

 

「オフィシャルサポーター店」では、購入金額から5%オフ・お買上げ時にお好きなパンを1個プレゼント、などの特典があります(お店により異なります)

普段から利用しているショップが対象店であれば、行けば行くほどお得になりますよね!

パンシェルジュ検定サポーター店の一覧(公式サイト)

パン好きからパンの専門家への登竜門になる

また、パンシェルジュ検定を持つことで「パンが好きな人」から「パンの資格を持っている人」だと伝わります。

 

わたしもパンシェルジュ検定に合格したことで、ユーザー参加型ランキングコミュニティサイト「みんなランキング」さんからオファーをいただき、パン部門の専門家として活動しています。

みんなのランキング「パン部門」の公認ユーザーになりました

ランキングサイト「みんなのランキング」で”パンマイスター部門”の公認ユーザーになりました【活動報告】

 

合格したらすぐに「パン職人」になれるというよりも、パン好きとしての趣味を深めたい人に向いている資格です。

パンシェルジュ検定を受けるとパンがもっと好きになる【まとめ】

本記事は「パンシェルジュ検定」について詳しく紹介しました。

最初は「パンシェルジュの資格を持っていたら、なんだかカッコイイよね」という軽い気持ちで受けてみましたが、学べば学ぶほどパンの奥深さにはまっていくんですよ。

 

本記事を読まれた方にとって「よし、パンシェルジュ検定を受けてみよう!」とか「これなら合格できそう!」と参考になれば嬉しいです。

そして、合格を目指す人はぜったいに公式テキストを準備しましょう。

 

あ、そうそう!

パンシェルジュ検定と合わせて、食に関する資格に興味がある人には、オンライン資格を取得できる「Smart資格」という方法もありますよ。

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