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【どっちがお得?】サロマ湖100kmウルトラマラソンの「オフィシャルツアー」「個人手配」の違いやメリット・デメリットを解説

自由気まますぎて、旅行会社の「パッケージツアー」がどうしても合わない、ふじたん(shinjifujita)です。笑

もちろん「面倒くさくない」ですし、個人では「予約できない」プレミアムなものが確実に手配できるなど、メリットはわかっているのですが・・・

 

今回「第40回サロマ湖100kmウルトラマラソン」(サロマ湖100kmウルトラマラソン2025)を走るにあたり、個人手配/ツアーのどちらを利用するか検討した結果、やっぱり個人手配にしました。

とはいえ、オフィシャルツアーならではの魅力やメリットもあり、後で振り返ると、いくつかの観点で「不自由」を感じたのも事実でした。

 

本記事では、サロマ湖100kmマラソンのオフィシャルツアー(大会公式のパッケージツアー)と個人手配の違いや、メリット・デメリットについて解説します。

レース本番をベストコンディションで迎えるために、ぜひ事前準備の参考にしてくださいね!

注意

オフィシャルツアーの内容や料金などは、2025年出走時の情報をもとにしています。

 

こちら併せておすすめ!

サロマ湖100kmの出走レポート」は以下からどうぞ。

【出走レポ】第40回サロマ湖100kmウルトラマラソンを完走しました!初ウルトラの挑戦記と道東観光レポートまとめ

サロマ湖100kmウルトラマラソン:大会オフィシャルツアーと個人手配は、どっちがおすすめ?

しゅん

サロマ湖を走るときって「オフィシャルツアーと自分での手配」はどっちがオススメなの?

走るにあたり、めっちゃ大切なポイントだよね。

ふじたん

 

体験談をもとに語ると、わたしが考える結論は以下です。

ツアー利用と個人手配

  • ツアー利用がおすすめな人:手配をプロに全任せしたい、レース当日の移動をラクにしたい、レース出走のために道東に行きたい
  • 個人手配がおすすめな人:自由気ままな旅にしたい、費用を安く抑えたい

 

「費用が掛かってもいいから、レース当日にラクをしたい」ならツアー手配、「レース後の自由な観光を楽しんだり、少しでも総額を抑えたい」なら個人手配を推奨します。

 

結論から言うと、個人手配を極めるほど費用は抑えられます(ただし、レース当日の移動はオフィシャルツアーと比べて大変です)

費用を抑えるための手っ取り早い方法は、主に以下などがあります。

  • ANA/JALマイルを貯めて「特典航空券」を利用する
  • ホテルを早めに予約する
  • 複数名で移動する(レンタカー代・ガソリン代を抑える)

 

さらに詳しい節約術は、以下にまとめています。

【高い?】サロマ湖100kmウルトラマラソンの費用はいくらかかる?実際にかかった金額内訳と予算、節約方法まとめ

サロマ湖100kmウルトラマラソン:オフィシャルツアーと個人手配の「比較表」と「目安予算」

サロマ湖100kmウルトラマラソンの「オフィシャルツアー」と「個人手配」について、比較表でざっくりまとめました。

MEMO

オフィシャルツアーはいろいろと種類があります。

以下では、もっとも定番の「フルパッケージコース」「早い者勝ち!スペシャルプライスコース」を比較対象としています。

 

<ツアーと個人手配の比較表>

 オフィシャルツアー 個人手配
往復航空券の手配 自分で手配
空港や便の指定 プランによる
ホテルの手配 自分で手配
ホテルの指定 プランによる
ホテル→スタートへの移動 ※1
フィニッシュ→ホテルへの移動 ※1
空港ーホテル間の移動 自分で
費用 高い 内容次第で大きく変わる
手配の手間 ほとんどなし 内容次第で大きく変わる
目安予算(2泊3日の場合、※2) 約15万円 約10万円~
注意
  • ※1:個人手配の場合は、レース前・レース後ともに「フィニッシュ地点→スタート地点」の移動のみ、別途申し込めます。
    スタート地点orフィニッシュ地点には、自力で行く必要があります。
  • ※2:目安料金は、エントリー代金や現地での食費・観光費用なども含んだ「総額」です。

 

改めて比較してみると、レース当日の「移動」のほかにも、けっこうな差があることがわかりますね。

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サロマ湖100kmウルトラマラソン:オフィシャルツアーの内容とプラン毎の比較表

サロマ湖100kmウルトラマラソンの「オフィシャルツアーの内容」と「プラン毎の比較表」は以下です。

プランの種類

2025年の大会では、ぜんぶで5つのツアーコースがありました( 詳しい内容を見る

ツアーの内容

  • 1、フルパッケージコース:往復の航空機、宿泊、送迎バスがセットになったプラン
  • 2、早い者勝ち!スペシャルプライスコース:少しでもリーズナブルに安く行きたい!という方におすすめなプラン
  • 3、現地集合コース:ホテル、宿舎→スタート会場&フィニッシュ会場→宿舎までの送迎バスのみの、シンプルなプラン
  • 4、紋別・網走宿泊コース:1日目は100kmのスタート地点に近い紋別、レース直後はフィニッシュ地点に近い網走に宿泊するプラン
  • 5、現地送迎バスコース:大会専用の送迎バス(事前申し込み制)
MEMO

「1~4」を申し込む場合は、自動的に「5」はプランに含まれています。

各プランの比較表

実は、上記の5つのプランは、それぞれ内容がかなり異なります。

各ツアーを比較表にしてみました。

 

<各プランの比較表> ※右にスライドしてください

 フルパッケージコース スペシャルプライスコース 現地集合コース 紋別・網走宿泊コース 現地送迎バスコース
滞在日数 3日間(土~月)
4日間(金~月)
2日間(土~日)
3日間(金~日)
3日間(土~月)
2日間(土~日)
3日間(土~月)
4日間(金~月)
3日間(土~月)
4日間(金~月)
×
出発空港 羽田
名古屋(中部)
大阪(伊丹)
福岡
札幌(新千歳)
※1
羽田
大阪(伊丹)
※1
×(各自) 羽田
大阪(伊丹)
※1
×
利用空港 女満別
オホーツク紋別
女満別
新千歳
×(各自) 往路:紋別
復路:女満別
×
空港→ホテルの移動 専用バス 専用バス ※3 専用バス ×
スタート地点への移動 専用バス 専用バス 専用バス 専用バス ※4
フィニッシュ地点からの移動 専用バス 専用バス 専用バス 専用バス ※5
ホテル→空港の移動 専用バス 専用バス ※3 専用バス ×
食事 プランによる
(夕朝食or食事なし)
夕朝食あり プランによる
(夕朝食or食事なし)
夕朝食あり ×
費用 107,000円~
(3日間)
95,000円~
(2日間)
22,000円~
(2日間)
147,000円~
(3日間)
1つ3,500円
注意
  • 全プラン共通:エントリー代金は別途料金です。
  • 全プラン共通:金曜発のプランは、レース前日土曜日は「完全自由行動」です。
  • 全プラン共通:日曜夜便の場合は、18:00にフィニッシュ地点を出発します。
  • ※1:名古屋(中部)・大阪(伊丹)・福岡発は、羽田または札幌(新千歳)乗継便です。
  • ※2:大阪(伊丹)発着の場合は、道内の「新千歳空港‐ホテル」の移動は専用バスです(約6時間)
  • ※3:別途、新千歳空港発着送迎バスの利用ができます(片道12,000円、往復18,000円)
  • ※4:フィニッシュ地点→100kmスタート地点/50kmスタート地点行きです。フィニッシュ地点には自力で行く必要があります。
  • ※5:フィニッシュ地点→100kmスタート地点/50kmスタート地点行きです。スタート地点には自力で行く必要があります。

 

他に、ランナーを応援したい同伴者向けの「応援バス」や、「前日の下見」のツアーもあります。

 

上記いずれも、エントリー代金は別途です。

エントリー代+現地での食事・滞在費用・お土産などを含めると「+30,000円~」は発生します。

 

2025年のサロマ湖100kmを出走するにあたり、わたしは「5、現地送迎バスコース」のみを利用しました。

北見駅近くのホテルに宿泊し、100kmのフィニッシュ地点まで自走。

その後、約60分間揺られながら、スタート地点に移動しました(レース前からけっこうハード・・・ww)

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オフィシャルツアーのメリットとデメリット

オフィシャルツアーのメリットとデメリットは以下です。

個人手配ではどうしても叶わない内容もあるので、やっぱりオフィシャルツアーにも価値があります!(2025年時点)

オフィシャルツアーのメリット(長所)

一言でいうと、レースのための移動がめっちゃラクになります。

タイムを狙ったりベストコンディションで走りたい人(&何が何でも完走したい人)にとっては、お金を払ってもいいレベルです。

※クリックすると該当の箇所に進みます

最寄りの女満別空港を利用できる

道東エリアの空港の中でも、もっとも利用ニーズが高い「女満別空港」をほぼ確実に利用できます。

フィニッシュ地点(常呂町スポーツセンター)にも、ホテル(北見・網走エリア)にも近いので、レース前・レース当日・レース後の移動時間を減らすことで身体の負担を減らせます。

 

ちなみに、2025年は「ANA特典航空券」の予約開始日の時点で、レース直前数日の「羽田→女満別」の特典航空券はすべて満席でした・・・(涙)

(「羽田→根室中標津」を選択しましたが、片道2時間強のレンタカー移動はけっこう長旅でした)

サロマ湖出走時の「特典航空券」争いは、やっぱり激戦です

MEMO

女満別→羽田行きは「レース当日の夜発」「翌日の全便」ともに、同じタイミングですでに満席でした。

レース当日の送迎がめっちゃ楽&睡眠時間を1時間確保できる

個人的には、ココがツアー手配のもっとも大きなメリットです!

 

サロマ湖ウルトラマラソンは、コース自体が「ワンウェイ」(=スタート地点とフィニッシュ地点が異なる)のコースです。

そのため、個人手配でスタート地点に向かうには、以下いずれかが定番です。

  • フィニッシュ地点まで車で行き、フィニッシュ→スタートへの送迎バス(約60分)に乗る。レース後はフィニッシュ地点に置いた車でホテルに移動。
  • スタート地点まで車で行く。レース後は「フィニッシュ→スタート」への送迎バスに乗り、スタート地点に置いた車でホテルに戻る。

 

もっとも宿が豊富な「北見エリア」を拠点にすると、自家用車と送迎バスを合わせて「スタート前に2時間移動」か「フィニッシュ後に2時間移動」が発生します。

ふじたん

スタート前に「フィニッシュ地点→スタート地点」への送迎バスを利用すると、北見駅周辺を「真夜中1:30ごろ」に出発する必要があります。

 

オフィシャルツアーの場合は、あらかじめレース当日の「送迎バス」が含まれています。

当日朝の送迎バスも、ホテル周辺を「朝3:00ごろ」に出発なので、個人手配と比べて1時間長く睡眠時間を確保できます。

ふじたん

100kmの長い道のりを走るからこそ、できるだけ睡眠時間を確保できるのは大きいですよね・・・!

運転免許なしでも参加できる

道内の移動(空港-ホテル)についても、専用バスで送迎してくれます。

そのため「運転免許がないからレンタカー移動できない・・・」という人も、手軽に申し込みやすいです。

 

もちろんオフィシャルツアーを利用することで、一つ一つの予約開始日に「クリック合戦が必要」など、煩わしく面倒くさい行動もなくなるというメリットもあります!

オフィシャルツアーのデメリット(短所)

レースを走るだけでは物足りない!

せっかく道東に行くのだから「ランも旅行も楽しみたい!」という人には、オフィシャルツアーはおすすめしません。

※クリックすると該当の箇所に進みます

基本的にレース当日or翌日戻りのプランのみ

オフィシャルツアーは、いずれのプランも「レース当日」or「レース翌日」に現地発のプランのみです。

そのため、レース後に数日間は滞在して、道東エリアの観光も楽しみたい人には不向きです。

行動範囲がかなり限られる

とくに「前日土曜日に現地入り/翌日月曜日に現地発」の場合は、ほとんど観光はできません。

基本的に、ホテル周辺など徒歩圏内での観光がメインとなります。

 

オフィシャルツアーを活用したいけれど、観光も楽しみたい!

という人は「金曜日に現地入り」すると、土曜日は完全自由行動にできます。

注意

テンションが上がって観光しまくると、肝心のレース当日に疲労が残るのでご注意ください。

昔、ホノルルマラソンでやらかしたことがあります(前日にレンタカーでオアフ島内を周遊観光してたら、レース当日に軽い脱水症状に・・・)

個人手配より総額が高い

個人手配で「よほど豪華なリゾートホテル」や「現地観光ツアー」を利用しない限り、基本的にはツアーのほうが総額が高くなります(内容によるが、+3~10万円くらい)

また、出発日の約3週間前からは「キャンセル料」が確実に発生するというリスクがあります。

MEMO

個人手配の場合、航空券の「運賃(プラン)」や、ホテルの「キャンセル料金の発生日」しだいです。

ふじたん

上記をまとめると「現地での移動がめっちゃラクになるけど、総額が高くなる」というのが、オフィシャルツアーのもっとも大きなポイントです。

個人手配のメリットとデメリット

個人手配のメリットとデメリットは以下です。

基本的には「オフィシャルツアー」と相反する内容になるのですが、もう少し具体的に解説します。

個人手配のメリット(長所)

オフィシャルツアーと比べた、個人手配のメリット(長所)は以下です。

※クリックすると該当の箇所に進みます

とにかく自由!

とにかく、自由気ままでストレスフリー!

また、空港やスタート・フィニッシュ地点への「送迎付」の一部ホテルを除き、基本的には「レンタカー」利用が必須になるので、物理的な行動範囲も広がります。

レース後の旅の範囲がめっちゃ広がる

せっかく道東にはじめて来たのだから、レース後のご褒美旅行も楽しみたい!

月曜日に現地発のツアーとは異なり、レース前もレース後も滞在期間は自由です。

 

わたしの場合、レース2日後の火曜日まで道内に滞在しました。

「北見→網走→ウトロ→羅臼→根室中標津空港」と、下道を200km以上ドライブしながらいろいろな観光スポットを楽しめました。

 

網走エリアでは、能取岬や博物館網走監獄を巡ったり

 

ウトロでは「KIKI知床 ナチュラルリゾート」で一泊しつつ、翌日は「知床五湖のガイドツアー」で世界遺産の魅力に触れたり

 

職場などの調整ができれば、ちょっと早めの夏休みを長めに楽しむこともできます。

うまく手配できれば総額が安くなる

「特典航空券」を活用したり、ホテルやレンタカーを早めに予約すれば、確実にオフィシャルツアーよりも総額を抑えられます。

わたしの場合、息子くんと3泊4日で総額155,000円ほどで、レース完走&道東観光をたっぷり楽しめました!

ふじたん

2人旅行でしたが、オフィシャルツアーの「フルパッケージコース」で一人で参加した会社の同僚と、ほとんど総額が同じでした。

 

具体的に何にいくらかかったのか、詳しい費用内訳は以下にまとめています。

【高い?】サロマ湖100kmウルトラマラソンの費用はいくらかかる?実際にかかった金額内訳と予算、節約方法まとめ

個人手配のデメリット(短所)

一方で、個人手配のデメリット(短所)は以下です。

※クリックすると該当の箇所に進みます

女満別空港を利用できない可能性が高い

サロマ湖を出走するために飛行機で道東エリアに入る場合、女満別空港がもっとも近く利便性が高いです(かつ、便数も多い)

ですが・・・、考えることは皆同じですよね。

 

「直前手配になると、確実に満席になる」と考えましょう(とくに、羽田→女満別の往路便)

また、手配できたとしても「正規運賃」などで、結果的にコストがかさみやすいです。

 

ちなみに、道東エリアの各空港の発着本数は以下です(2025年7月時点)

<道東エリアの各空港の発着本数>

北見からの
目安時間
東京(羽田) 大阪(伊丹) 名古屋(中部) 札幌(新千歳) 札幌(丘珠)
女満別空港 約40分  1日5往復
(ANA3、JAL2)
 1日1往復
(JAL)
 1日1往復
(ANA)
1日6往復
(ANA3、JAL3)
 1日2往復
(JAL)
オホーツク紋別空港 約90分 1日1往復
(ANA)
 根室中標津空港 約140分 1日1往復
(ANA)
1日3往復
(ANA)
 1日2往復
(JAL)
たんちょう釧路空港 約140分  1日6往復
(ANA3、JAL3)
1日3往復
(ANA)
 1日3往復
(JAL)
旭川空港 約180分  1日7往復
(ANA3、JAL4)
 1日1往復
(ANA)

睡眠時間が1時間減る or 当日の移動時間が1時間増える

わたし個人的には、ここが個人手配の最大のデメリットでした(おそらく、本州から出走するほとんどのランナーも同じだと思います)

当日に送迎してくれる人がいない場合、確実に以下の「2択」のいずれかの判断を迫られます。

  1. レース当日の睡眠時間が1時間減る(=起床時間が1時間早くなる)
  2. 車での移動時間が1時間増える(スタート前/フィニッシュ後のどちらか)

 

100kmの部のスタート時刻は、朝5:00です。

ただでさえ興奮して寝つきが悪くなりやすい中で、さらに起床時刻が早くなったり移動時間が増えたりします。

 

わたしの場合は「1」を選択しましたが、真夜中1:10(25:10)起床はやっぱり大変でした。

夜型の息子くんが起こしてくれる、と分かっていたから安心して眠れましたが・・・。苦笑

手配がめんどくさい

なにより、一つ一つの手配が面倒くさいです。

いわゆる「マメ」な人や、いろいろとプランを考えることを「苦労」とは感じない人でないと、やっぱり大変です。

結論:サロマ湖を走るためには、移動や宿も計画的に準備しよう。

本記事では、サロマ湖100kmマラソンのオフィシャルツアー(大会公式のパッケージツアー)と個人手配の違いや、メリット・デメリットについて解説しました。

しゅん

こうやって比較すると、結構な差があるんだね!

そうなんだよ。

だからこそ、レース当日に何もトラブルなくスタートラインに立つためも、早めに検討することが大事なんだよ。

ふじたん

 

レース本番をベストコンディションで迎えるために、ぜひ事前準備の参考にしてくださいね!

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