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【何が必要?】ウルトラマラソンの持ち物一覧表とおすすめアイテム。補給食の考えるべきポイント、使わなかったものも紹介

しゅん

ウルトラマラソンを走るときって、どんな持ち物が必要なの?

フルマラソンの距離なら走ったことがある人でも、何を忘れてはいけないのか不安になるよね~。

ふじたん

 

第40回サロマ湖100kmウルトラマラソン」を走るときに、直前まで悩んだり、情報収集に時間を費やしたり、練習中に試しに使いながら、一つずつ準備してきました。

その結果、大きなトラブルなく完走できました!

完走翌日に「KIKI知床ナチュラルリゾート」のディナービュッフェにて

 

本記事は、サブ9~サブ10ぐらいを目指すランナー向けに、「ウルトラマラソンの持ち物リストとおすすめアイテム」を厳選して紹介します。

逆に、張り切って準備したけれど使わず「余計な荷物」になったものも、包み隠さずお伝えします。苦笑

 

人生初のウルトラマラソンのランナーだけでなく、毎回レース前にチェックしたい人向けにも、是非チェックしてほしい内容です。

以下、気になる箇所からお読みください。

ウルトラマラソンの持ち物リストの一覧表

 

以下では、ウルトラマラソンの持ち物リストを「カテゴリ別」に紹介します。

主に、100km程度の国内ウルトラマラソンが基準です(24時間マラソン、200km以上の超ウルトラマラソン、海外でのレースなどは、別とお考えください)

※クリックすると該当の箇所に進みます

ウェアやレース中に着用するもの

ウェアをはじめ、レース中に着用する持ち物リストは以下です。

ウルトラマラソンに限らず「レース時の定番アイテム」がほとんどですが、距離が長くなることでいくつかボリュームが増えます。

 

<持ち物リスト>

「◎」=ぜったいに必要、「◯」=条件に当てはまる人は必要、「△」=状況や好みによる

内容 必須か否か 目安量 ひとこと
ランニングウェア上下 1~2セット レース中に着替えるなら2セット
ランニングシューズ 1~2足 エース+予備1足があると安心
ランニングソックス 1~2色 アシックスPROPAD5本指」がおすすめ
ランニングウォッチ 1つ 充電もしっかり行うこと
ランニングキャップ 1つ 日差し対策が大事!
ランニンググローブ 1つ 寒さが苦手な人向け
アームカバー 1つ ノースリーブなら推奨
サングラス 1つ 目の疲労軽減につながる
ネックスカーフ 1つ 氷やスポンジを入れたい人向け
ウインドブレーカー 1つ スタート前は意外と冷えます
ランニングポーチ 1つ nakedランニングバンドが超おすすめ(本文内で詳しく解説)
アスリートビブス 指定された数
アスリートビブス留め 指定された数 安全ピンが嫌な人向け

レース時に摂取するもの(補給食など)

補給食など、レース中に摂取すべきエネルギー源については以下です。

もちろん、コースの給水・給食を活用する方法もありますが、コース状況によって「持参必須」なものも多いです。

ふじたん

具体的に必要な摂取量と持参すべき量は、本文内で詳しく解説します!

 

<持ち物リスト>

「◎」=ぜったいに必要、「◯」=条件に当てはまる人は必要、「△」=状況や好みによる

内容 必須か否か 目安量 ひとこと
補給食(ゼリー) 30~40分に1つ 大会エイドだけでは足りないです
補給食(眠気覚まし) 3~4つ カフェイン入りのゼリーなど
補給食(塩あめ) 適当に コース上のエイドでも摂取可
補給食(レース後) 1~2つ 早めのリカバリー対策
ドリンクボトル 1つ エイドの給水では足りない人は必須。「CAMELBAK」がおすすめ
経口補水液の粉末 3~4つ レース前日:1つ、レース中:2~3つ
クエン酸&グルタミン粉末 3~4つ グリコ「パワープロダクション」がおすすめ
アミノ酸粉末 2~3つ アミノサウルス」が使いやすくて便利
ビタミンB群のサプリメント 2~3つ 30km間隔を目安に
レース前の炭水化物(お餅など) 必要数に応じて
小分けの袋 3~4つ 前半用・後半用など、まとめて入れると安心

レース当日に持参するもの(ウェア・補給食以外)

ウェアや補給食以外に、レース当日に持参すべきものは以下です。

フルマラソンと比べても「予期せぬトラブル」が起きやすいので、あらかじめ想定しておきましょう。

 

<持ち物リスト>

「◎」=ぜったいに必要、「◯」=条件に当てはまる人は必要、「△」=状況や好みによる

内容 必須か否か 目安量 ひとこと
手荷物預け用の袋 大会側からの支給数 忘れずに!!
携帯電話 1つ
モバイルバッテリー 1~2つ 大容量タイプ」&レース前にフル充電すること
日焼け止め 1つ アグレッシブデザイン ファイター」がおすすめ
ウェットティッシュ 10枚入り×1つ 汗拭き用やリフレッシュ用
整腸剤 1~2回分
小銭入れ 1つ レース中に何かあったとき用
ワセリン 1~2回分 マメ防止用
ばんそうこう 数枚 トラブル発生のとき用
コンタクトレンズ 1~2回分 めがね着用の人
大きなごみ袋 1枚 予備として
レジャーシート 1枚 早朝は地面が濡れやすい

レース前後で使用するもの

レース前後で必要な持ち物は以下です。

「レース直前の疲労軽減やレース後のリカバリー」用のほか、完走翌日~のモチベ用の「ご褒美旅行」のアイテムなども含まれます。

 

<持ち物リスト>

「◎」=ぜったいに必要、「◯」=条件に当てはまる人は必要、「△」=状況や好みによる

内容 必須か否か 目安量 ひとこと
トランクやリュック 1つ レース会場までの移動用
レース後の替えの服(上下+下着) 1セット 着替えると開放感あり!
バスタオル 1つ フィニッシュ会場でのシャワーや着替え用
リカバリーサンダル 1つ 脚の疲労軽減を最少化したい人
免許証 1つ もちろん運転者はマスト
シガーソケット 1つ レンタカー移動でもあると便利
現金 それなりに キャッシュレス非対応に備えて
モバイルWi-Fi 1つ あると便利
ランニングウォッチの充電ケーブル 1つ 忘れやすいので注意
折りたたみチェア 1つ 待ち時間に脚を休めたい人向け
アイマスク 1つ 睡眠の質にこだわる人向け
耳栓 1セット 移動や睡眠時に遮音にしたい人向け
ぬれマスク 1~2日分 飛行機やバスで喉を痛めやすい人向け
湿布 1~2日分 脚の炎症を抑えたい人向け
サポーター(膝・足首など) 1セット 湿布が取れやすい部位に
足指パッド 1セット 翌日の徒歩移動がラクになりやすい
入浴剤 1~2日分 大浴場がない宿泊施設の人向け
旅行用の洗剤 1~2日分 コインランドリー併設のホテルなら、売っている場合あり
ウルトラマラソン関連の本 1冊 レース前の準備・モチベUP用
観光ガイド 1冊 旅行を楽しみたい人向け
大会プログラム 1冊 レース前の準備・モチベUP用

 

しゅん

こうやってまとめてみると、意外と必要な荷物って多いんだね~

そうなんだよ!

だからこそ「チェックリスト」を活用して、忘れ物防止が大事なんだよね。

ふじたん

 

上記をもとに「これは必要」「これは自分には不要」と、考えてみてください。

ウルトラマラソンの持ち物│考えるべきポイント

とくにレース中の持ち物については、以下を必ず意識しましょう!

自分の身体的な特徴や、大会ホームページでの公式案内をもとに、自分に合わせて考えることが大事です。

 

以下、レース前に考えるべきポイントです。

※クリックすると該当の箇所に進みます

レース中に必要な摂取カロリー(糖質の量)

おそらく、ウルトラマラソンを走る人のほとんどは、過去にフルマラソンも経験していると思います。

フルマラソンの場合は、レース途中の「エイドを全制覇!」など、補給食を最小限にする人もいますが、ウルトラマラソンでは、エイドだけではエネルギー切れを起こしやすいです。

 

ここで大事なのが、レース中に自分に必要な「摂取カロリー」(糖質の量)を把握しておくことです。

小谷修平さん」(24時間走の元日本代表ウルトラランナー)のブログと、「完全攻略ウルトラマラソン練習帳」(著:岩本能史)の2本柱がとくに有益だったので、自分に当てはめて考えました。


参考
ウルトラマラソンの補給方法|失速を予防し長時間走り続けるために小谷修平のランニング講座

 

上記をベースに考えると、レース中に補給すべき糖質量は以下と算出できます。

  1. 消費カロリー(kcal):体重(kg)×走る距離(km)。例:体重60kgで100km走るなら6,000kcalを消費する
  2. 糖質の必要量(g):消費カロリー(kcal)×0.5÷4。例:6,000kcal×0.5÷4=750g
  3. 糖質の補給量(g):糖質の必要量(g)-165g。例:750g-165g=585g
  4. 5kmごとに撮るべき摂取量(g):糖質の補給量(g)÷20。例:585g÷20回=29.25g

 

つまり体重60kgのランナーの場合、5kmごとに「約30gの糖質補給」が必要ということです。

はじめにこの量を聞いたときに、あまりの多さにビックリしました!(知らなかったら、間違いなく手持ちの補給食をもっと少なくしていました・・・)

 

わたし自身は、体重63kgほどです。

上記の計算式をもとに、サロマ湖の100kmのレース中に「約600g」の炭水化物が必要だと算出しました。

ゼリー1つで約25gの糖質が入っているので、5kmごとにゼリー1つが目安です(他は、スポーツドリンクやコース上のエイドでカバー)

ふじたん

レース当日の戦略は、ざっくり「毎2.5km、7.5km」は手持ちのゼリーで、「毎5km、10km」は大会のエイドを利用しました。

「2.5km走ったら気分転換できる!」という、頻度多めのプチご褒美に助けられました。

 

ちなみに、レース本番以外の練習(主にロング走)においても、同じ計算式を活かして考えています。

20kmまでは水分補給のみで、20kmを超えるロング走のときは、何か携帯するようにしています(無補給で走ると、かなりの確率でエネルギー切れを起こすため)

 

一応、同じ計算式でのロング走における「必要摂取量」も記載しますね。

例えば、体重60kgの人が40km走を行うときは、おおよそ135gの糖質摂取が必要ということになります。

MEMO

糖質135g=ジェル4個+スポーツドリンク500mlくらいの量です。

 

<距離走と糖質の必要摂取量>

体重50kg 体重55kg 体重60kg 体重65kg 体重70kg
20km 摂取不要 摂取不要 摂取不要 摂取不要 10g
30km 23g 41g 60g 79g 98g
40km 85g 110g 135g 160g 185g
50km 148g 179g 210g 241g 273g
60km 210g 248g 285g 323g 360g
80km 335g 385g 435g 485g 535g
100km 460g 523g 585g 648g 710g
120km 585g 660g 735g 810g 885g
注意

実際には、脂肪活用能力(=体脂肪を使って走れる能力)や、レース時の心拍数(=心拍数が高いほど糖質が必要)によっても、必要な摂取カロリーは異なります。

ふじたん

上記を目安として考えつつ、日々のトレーニングで自分に適した摂取量をチェックすると良いですよ!

エイド(給水や給食)の頻度

かならず事前チェックが必要なポイント!

「どれくらいの間隔で公式エイド(給食・給水)があるか」により「エイドで摂取できる量」と「手持ちで摂取すべき量」が変わります。

 

例)第40回サロマ湖100kmウルトラマラソンの場合

 

上記の通りに「全部で30カ所以上」のエイドがありますが、約半分は「水」(かぶり水)のエイドです。

注意

上記の「水」のみのエイド=「かぶり水」のエイドです(たまに給水もあり)

大きな容器に水や氷が入っており、ひしゃくで頭に被ったり身体にかけたりするもので「飲用水」としては不向きです。

 

つまり「かぶり水」を除くと、給水・給食は「約5kmごとに1か所」です。

仮にキロ6分(サブ10)のペースだとして、一度エイドを抜けると次のエイドまで、約30分間はいっさい補給ができません。

しかも、最初の20kmまでは給食はなく、水・スポーツドリンク・ジュースのみです。

 

普段の練習において、レース終盤に「30分ずっと無補給・無給水」で走れていますか??

 

わたしの場合、即答で「無理っ!!」と答えが出ました。

汗っかきすぎるので、終盤は1kmごとの給水で脱水にならないように耐えてます。となると必然的に「ドリンクボトルを持参必須」となります。

ドロップバッグの有無

大会により、レース途中での「ドロップバッグ」(=荷物の受け取り)の有無が異なります。

ドロップバッグがあれば、後半に必要な荷物は途中で受け取れますが、ない場合は「スタートからフィニッシュまで」の全荷物を持参する必要があります。

 

上記をすべてまとめて、自分なりに考察してみました。

今回、サロマ湖を走りきるためには「5kmごとに手持ちのゼリーを1つ」(後半分はドロップバッグで補充)+「エイドで果物を中心に補給」があれば、おそらく大丈夫だろうと判断しました。

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ウルトラマラソンの持ち物リスト│とくにおすすめのマストアイテム13点

これだけはぜったいに必携!

以下では、わたしがとくにおすすめするアイテムを厳選して紹介します。

注意

ウェアやアスリートビブスなど、超基本的なものはここでは省きます。

 

それぞれのアイテムに直接チェックしたい人は、以下からどうぞ!

※クリックすると該当の箇所に進みます

ランニングシューズ:アシックスNOVABLAST4など

 

アシックス「NOVABLAST4」(ノヴァブラスト4)は、カーボンの入っていない厚底ランニングシューズです。

 

100kmのロング走にあたり、一番不安だったのが「右足首の内側」の痛みでした(レース6カ月前に剥離骨折した影響)

フルマラソンでは「アシックスS4」「ナイキヴェイパーフライ」などを使用していますが、なによりスピードよりも安定感を重視したかったんですね。

 

適度なバウンスがあり足裏への衝撃も少なく、レース中もレース後もダメージはかなり少なかったです!

 

2024年11月に最新作の「NOVABLAST5」が登場しました。今ならこっちを選びます。

ソックス:アシックス プロパッド5本指

 

本番にもポイント練習にも、アシックス「PROPAD5本指」を「エース格のランニングソックス」として愛用しています(執筆時点で、異なるカラーで5色持ってますw)

なにより、肉刺(マメ)」ができにくい&走っているときの装着感が気持ちいい!!

 

唯一最大の欠点としては、他社(例:タビオレーシングソックス)の5本指ソックスと比べて「穴があきやすい」ことです。

月250~300kmくらい走りますが、だいたい半年くらいで使えなくなりますね・・・。

 

なので、本番前に1~2回だけ慣らして、ソックスのダメージを最小限の状態でレース本番に合わせています。

ランニングバンド:nakedランニングバンド

 

大容量のランニングバンド(ランニングポーチ)が欲しい!

そんな方には「nakedランニングバンド」(ネイキッドランニングバンド)が断然一押しです。

 

バンド内部が3つ(前面:左右、後面:後ろ)のポケットに分かれており、2リットル超の大容量を入れられます。

以下のものをすべて収容できるって、すごくないですか・・・!?

  • 600mlのドリンクボトル
  • スマートフォン
  • モバイルWi-Fi
  • 小銭入れ(厚さ1.5cmくらい)
  • 補給食(ゼリー10個くらい)

 

しかも、バンド自体が65gと超軽量で、ランニング中にも中身が揺れたりせずに快適です。

全12サイズ(腰回り71~99cmまで、2.5cm刻み)あり、ふだんのウェストサイズより2サイズくらい大きめが合います。

「nakedランニングバンド」は全部で12サイズ

MEMO

わたしの場合、普段のウェストは76cmくらいで、本製品は6番(83.5cm)を使用しています。

 

また、暑さ対策の観点でも「背中全体を覆うリュック型」よりも、腰で固定する「ポーチ型/バンド型」を推奨します。

自転車ボトル:CAMELBAK

 

ドリンクボトルとしては「CAMELBAK」(キャメルバック)がオススメです。

本来は「自転車用ボトル」で、「ボトルごと冷凍庫に入れて長時間保冷」も効くし、キャップ式で「止める」「飲む」も力を入れずに切り替えられます。

 

今回はこのボトルを1本持参しました。

グリコ「パワープロダクション」でクエン酸&グルタミンで疲労軽減したり、途中のエイドでスポーツドリンクを満杯にしつつ次のエイドまでのあいだに「1km走ったら1口」でプチご褒美にしたり。

 

サロマ湖を走ったときも、レース終盤の30度超えの灼熱の中でも「手元にいつでも冷たい飲み物」があったことは、ほんとうに安心感が大きかったです!

ドリンクボトルを携帯せず「エイドでの給水」を頼りにしている人が多かったですが、汗っかきで脱水に悩む人には絶対オススメです。

 

わたしの場合「710ml」「620ml」の両方を持っていますが、「nakedランニングバンド」に収納するときは「620ml以下」のサイズが良いです。

「nakedランニングバンド」×「CAMELBAK」は、わたしの中で最高の組合せ!

ランニングキャップ

 

「びしょ濡れになっても、着用したときの心地よさ」

 

ここだけは、こだわりましょう。

途中のエイドで水被りしたり、氷を帽子の中に入れて「暑熱対策」をしながら走ることも大事なので、「サンバイザーにはしない」ことを推奨します。

 

わたしの場合は、上から下まで「アシックス」で揃えてみることにしました。

各ブランドの人気のランニングキャップは、以下から確認できます。

 

補給食(ゼリー):アスリチューンとアミノショットパーフェクトエネルギー

 

補給食(エネルギージェル)って、どうやって選べばいいか迷いますよね・・・。

わたし自身は、以下を重要視しています。

  • 1個あたりの料金
  • 栄養成分
  • 味の変化で気分転換になる

 

上記の観点でとくにおススメなのは「アスリチューン」と「アミノショット パーフェクトエネルギー」です。

それぞれの長所は以下です。

主な特徴

※クリックすると該当の商品に進みます

 

ちなみに、サロマ湖の出走時には、以下の補給食を持参しました。

  • アスリチューン:赤2個、黒5個、白5個、金3個(カフェイン入り)、青1個(リカバリー用)
  • アミノショット パーフェクトエネルギー:4個
  • アミノバイタル パーフェクトエネルギー:1個(ドロップバッグ交換時用)

経口補水液の粉末

 

経口補水液」を摂取すると、レース中の「脱水症状対策」だけではなく「トイレの回数が減る」感覚があります。

MEMO

体液に近い成分のため、体内の吸収性が高く尿として出る水分が減るため、という説が有力です。

 

今回サロマ湖を走ったときも、夜中1時半(ホテル出発前)~17時(完走後)までのあいだに、トイレに寄ったのは2回だけでした(スタート前のトイレに行けず、レース中に17km地点、79km地点の2回)

レース中のロスタイムを最小限に食い止めることに、間違いなく貢献してくれました!

クエン酸&グルタミン粉末:グリコ パワープロダクション

 

グリコ「パワープロダクション エキストラ ハイポトニックドリンク クエン酸&グルタミン」がオススメです。

 

クエン酸とグルタミンが同時に摂取できる粉末ドリンクとして、レース中盤以降の疲労軽減対策を行っています。

1袋当たりに、クエン酸5000mgとグルタミン5000mgを配合し、他にもカルニチン180mgとビタミンCが入っています。

 

わたしの場合、レース前日の夕食~スタートまでは「経口補水液パウダー+パワープロダクションパウダー入り」のドリンクだけを摂取しています。

スタート前に必要な成分を体内に蓄えつつ、さらにレース中盤~終盤に「スペシャルドリンク」で再チャージしています!

レース前の炭水化物

 

しっかりエネルギーを蓄えておくことも大事です。

今回、サロマ湖のレースを走るときには以下を摂取しました。

  • おにぎり3個:レース3時間前、2時間前、1時間前に1つずつ
  • answer600:レース1時間前に
  • バナナ1本:レース30分前に

 

中でも「answer600」は、ウルトラマラソン界で話題独占中と評判のアイテムです。

1袋103gの粉末を「300ccの水」で溶くだけで、600kcalのエネルギーを補給できます(しかも、意外と飲みやすい)

 

一気に食べすぎて血糖値が上がって「ぼーーーっ」とならないように、一気に食べずに少しずつ蓄えるを大事にしています。

日焼け止め:アグレッシブデザイン ファイター

 

「日焼け止め」も、ウルトラマラソンで必携のアイテムと言えるでしょう。

通常性能が高いことと合わせて、長時間レースだからこそ「汗で落ちない」ことが何より大事で、その観点で「アグレッシブデザイン サンプロテクト ファイター」が一押しです。

国内トップの「自転車プロチーム」と協力して開発した製品です。

 

いざというときのために、レース前にしっかり塗ったら、途中のドロップバッグに入れておきましょう。

後半を迎える前に塗りなおし、再び「よしっ!!」と気合を入れられます。

整腸剤と下剤

整腸剤は「レース当日のお守り」のような感覚です。

とくに、レース当日の朝に「たくさん食べる」と、ふだんとは異なる食事スタイルに胃腸がビックリしやすいですよね。

 

ちなみに、レース1週間前~数日間は、逆に下剤を使用しています。

少しでも排便を促すこと、身体から余分な重さを除いてから、カーボローディングすることが目的です。

 

直前にドラッグストアに行けない人向けに、人気のアイテムは以下からどうぞ。

 

ランニングウォッチの充電ケーブル

ぜったいに忘れないこと!!

物をなくすことで有名なわたしは、普段用と合わせて3つ保有しています(うち1つは、出張用のトランク内に常に保存)

 

あと、普段の愛用中に「フル充電で使用可能な時間はどのくらいか」を確認しておきましょう。

レース時に「バッテリーが最後まで持つか不安」な方は、スタート直前まで充電することも忘れずに!(なので、モバイルバッテリーの持参も推奨します)

 

「Garmin」をはじめ、自分に必要な「ランニングウォッチの充電ケーブル」は以下からどうぞ。

 

アイマスク:Gravity Weighted Sleep Maskなど

 

飛行機や公共交通機関での移動中、レース前日の睡眠、レース当日の送迎バスなど・・・

少しでも睡眠の質を上げることが、そのままレース当日のベストコンディションに直結します。

 

究極にこだわるなら、「Gravity Weighted Sleep Mask」(グラビティ ウェイテッド スリープマスク)という加重アイマスクなんていかがでしょう!?

「GQ Sports」のインタビューで、メジャーリーガーの大谷翔平選手が紹介した「大谷翔平の人生に欠かせない10個のアイテム」の1つです(6:20くらいから登場します)

 

わずか10,000円足らずで「大谷翔平選手と同じアイテム」を使用できるとしたら、なんかテンション上がりますよね!?

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サロマ湖100kmウルトラマラソンでの考察│使わなかったものと理由

基本的には、上記で記載した持ち物は「雨対策以外」はすべて持参しました。

MEMO

最低気温が1桁で冷え切ることはないし、レース当日に「大雨は降らない」と判断したためです。

※わたし自身が「寒さに強く、暑さに弱い」体質なこともあります。

 

とはいえ、いくつか使用しなかったものもありました。

少しでも荷物を減らしたり、次回に向けて対策したいので、こちらも正直に書きますね。笑

替えのウェア

ドロップバッグ内に「ランニングシャツ・パンツ・下着」を全部入れていましたが、まったく着替えませんでした・・・。

 

「着替えるのめんどくさい! 30度超えてるから着替えても汗かくし、だったらこのままでいいわ!」

の心境になったことが大きかったです。

 

出走する前は「お気に入りのウェアでフィニッシュ(=写真を撮られる)」のために「前半=サブ用、後半=エース用のウェア」にするつもりでしたが、完走後はこの考えは完全になくなりました。笑

次回以降も、スタート時点で「エース用のウェア」を着用します。

替えのシューズ

「一度座って靴を交換すると、立ち上がるのがしんどそう」

「すでに肉刺ができていたので、脚に余計な負担をかけたくなかった」

「むくみ始めてきた気がするけど、痛みはでていない」

 

これらを総合的に踏まえて、レース途中で替えないほうがベターだと判断しました。

あと、計測チップが1セットのみだと、チップの交換もめちゃくちゃロスタイムが発生しますしね・・・

 

とはいえ、レース本番で何があってもいいように、次回以降もシューズ自体は2足持参します。

旅行において「トラベル is トラブル」というように、何が起きるかが分からないのがレースですからね。

ドリンク用の粉末類セット(経口補水液、クエン酸&グルタミン、アミノ酸)

ドロップバッグ内で、後半用の「粉末類一式」が見つかりませんでした。涙

ふじたん

レース後にホテルに戻って荷物整理していたときに、下のほうに眠ってたのが出てきました・・・

 

「給食用の小分け袋」と「粉末類の小分け袋」を別々にしたことが、なにより失敗でした。

次回は、両方をまとめて一つの袋に入れて、その中にそれぞれ小分けにした袋を入れます。

後半スタート時に、歩きながら小分けにして「nakedランニングバンド」に入れれば、ほぼロスタイムなく走れますからね。

ロゴス 1ポールチェア

 

100kmもの長い道のりを走るんだから、少しでも脚を休めることが大事!!

この考えをもとに「ロゴス 1ポールチェア」を持参しましたが、結果論から言うと不要でした。

 

レース前日の移動中に、電車を待っているときに「意地でも」使おうとしたぐらいww

組み立てるのに1~2分ほどかかるので、マラソン旅行にはちょっと向かなかったです。

 

とはいえ、万博やディズニーランドのようなテーマパークや大人気の飲食店など、「長蛇の列」で脚を休めたいシーンには重宝しますよ!

ふじたん

2020年頃までは、高級食パン専門店に並ぶときによく使っていました。

大会プログラム

やっぱり、かさばるだけでした・・・笑

「出走者のエントリーリスト一覧」とかは自分のレースには不要なので、必要なページだけを「スマホに保存」したり、大会ホームページを活用すれば充分です。

ウルトラマラソンの持ち物リスト【まとめ】

上記では、ウルトラマラソンの持ち物リストと、わたしがおすすめするアイテムを詳しく紹介しました。

 

旅は行く前の準備がいちばん楽しいと言いますが、この感覚はウルトラマラソンの出走前も一緒ですよね。

どうしてもテンションが上がりがちになり忘れ物が発生しやすいので、リスト表をもとに一つずつ準備することをオススメします。

 

その際に、本記事で記した持ち物リストが「あ、これ忘れてた。教えてくれてありがとう!!」な存在になれば嬉しいです!

おさらいで確認したい人は、以下からお戻りください。

 

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