【箱根駅伝】復路の逆転は最大で何分差・何位からできた？第1回～第101回の記録をすべて調べてみた！

法政大学出身で、毎年の箱根駅伝観戦がとにかく大好きな、ふじたん（@shinjifujita）です。

箱根駅伝2025（第101回箱根駅伝／第101回東京箱根間往復大学駅伝競走）の往路は、中央大学が1区・吉居駿恭選手の快走で先頭に！

連覇を狙う青山学院大学をはじめ、駒澤大学・創価大学・國學院大學などが追いかける展開になりました。

4区で太田蒼生選手が歴代日本人最高タイムの爆走で差を縮め、5区若林宏樹選手（若の神）が区間新記録を出し、みごとに青山学院大学が逆転での往路優勝を果たしました！

ふじたん

5区山登りでの逆転劇は、じつに10年ぶりでした！

本記事は、箱根駅伝の「往路終了時点からの復路の逆転劇」を大特集です。

復路での「逆転劇の回数」「最大タイム差からの逆転劇」などについて、歴代の記録やタイム差をもとに調べました。

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箱根駅伝の復路での逆転劇は平成以降では13回（＝約3回に1回）

箱根駅伝での復路での逆転劇は、過去101大会のうち32回で起こりました。

直近では、平成2年以降の37大会のうち13回（＝約35％）で逆転劇がありました。

注意

平成元年は昭和64年としての開催です。

「戦国駅伝」とも呼ばれており、実力が均衡している近年においても「復路での逆転はおよそ3回に1回あるかどうか」という状況です。

平成以降の復路での逆転優勝の大学と、往路終了時のタイム差は以下でした。

令和に入ってからは、7大会中1大会のみで逆転劇が行われました。

	往路優勝大学	総合優勝大学	往路終了時の順位	往路終了時のタイム差
第97回（令和3年）	創価大学	駒澤大学	3位	2分21秒差
第95回（平成31年）	東洋大学	東海大学	2位	1分14秒差
第94回（平成30年）	東洋大学	青山学院大学	2位	36秒差
第87回（平成23年）	東洋大学	早稲田大学	2位	27秒差
第84回（平成20年）	早稲田大学	駒澤大学	2位	1分14秒差
第82回（平成18年）	順天堂大学	亜細亜大学	6位	2分51秒差
第81回（平成17年）	東海大学	駒澤大学	2位	30秒差
第79回（平成15年）	山梨学院大学	駒澤大学	2位	1分39秒差
第78回（平成14年）	神奈川大学	駒澤大学	2位	23秒差
第77回（平成13年）	中央大学	順天堂大学	2位	8秒差
第75回（平成11年）	駒澤大学	順天堂大学	2位	1分50秒差
第72回（平成8年）	早稲田大学	中央大学	2位	2分15秒差
第71回（平成7年）	早稲田大学	山梨学院大学	2位	1分47秒差

大学別にみると、平成以降で「復路での逆転優勝」が最多なのは「駒澤大学」です。

直近の復路逆転劇は、第97回箱根駅伝（箱根駅伝2021）でありました。

第97回大会では、創価大学が4区でトップに立ちそのまま往路初優勝！

9区終了時点でも2位駒澤大学と3分19秒差で逃げ切り濃厚でしたが、最終10区の残り1kmでまさかの大逆転がありました。

ふじたん

思わず「こんなことあるんだ・・・」とテレビを見ながら呟いた人も多かったですよね。

一方で、総合優勝8回の青山学院大学は、そのうち7回は往路優勝からの総合優勝です。

往路を制した勢いのままに、復路も悠々と先頭を走っての逃げ切り優勝がほとんどなんですね！

唯一、復路での逆転優勝を果たしたのが、第94回箱根駅伝（平成30年）です。

往路終了時点で、首位東洋大学に36秒差の2位フィニッシュ。

6区・小野田勇次選手が東洋大を逆転してトップに立ち、7区林奎介選手の区間新でさらに差を拡大。

そのまま見事に逆転優勝をしました！

ふじたん

青学の総合優勝シーンでは、いつもペースに余裕をもって走っているシーンが目に浮かびます。

それでは、箱根駅伝の復路における逆転劇を見てみましょう。

タイムでの最大逆転差は、以下の歴史があります。